私、47才で会社辞めました

外資系企業でモーレツに働かされ、最後の会社で燃え尽き症候群になる一歩手前で会社辞めました。女、独身の気ままな身。地方に移住して自然を満喫し、時々国内外を節約旅行しています。

コイン使わない駅のコインロッカーで、とんでもないことに。

最近の駅のコインロッカーは、コインを入れないでPASMOなどで支払うタッチパネル式に取って代わりつつある。

機械に弱い私、タッチパネル式の使い方がわからず、無駄な出費が発生。

 

先日、ホームページで問い合わせがあったクライアントとの顔合わせのために、

久々に東京へ行った。クレジットカードを利用し毎日の買物でせっせと貯めたJALマイレージを使ったので、飛行機代は無料だ。

 

クライアントの事務所へ行く前に、有楽町のコインロッカーに荷物を預けることに。

空いているロッカーにスーツケースを入れて扉を閉めると、すぐに赤ランプがついた。

料金払いは、コインではなくSuicaPASMOで支払うタッチパネル式のものだった。

こういうタッチパネル式は初めてで使い方がわからず、説明を読むのも面倒なので、コインを入れる方式のロッカーを探すことに。

荷物を入れたロッカーを開けようとするが、先ほど赤ランプがついてからは、頑として開かなくなった。。

 

お金を入れていないのに開かないということは、少なくとも荷物は盗まれることはないだろう、面倒な説明を読んで支払方法を解明するのは後で取り出す時にしよう、と問題先送りにしてそのまま用事先へ向かった。

 

用事を済ませ、夜の19時半頃にロッカーへ荷物を取り出しに戻った。

すると、荷物を入れたはずのロッカーの扉が微かに開いている。

嫌な予感がして扉を開けると、入れたスーツケースが無くなっていた。

ガガーン、ショック。

 

何らかの理由で勝手にロッカーの扉が開き、誰か荷物を他に移動したのかと、上下左右のロッカーを開けてみるが、私のスーツケースはどこにもない。

 

盗まれたのかな・・・? でも、人のスーツケース盗む人がいるのか? 全然高そうじゃない、イオンで買った普通の小型ケースなんだけど。

財布だって交番に届く日本なのに、普通のスーツケース盗むのか?

中身はそれぞれは大した金額の物はないが、着替えや化粧品、洗面用品など必需品ばかり。また買わなきゃいけない物ばかりだ。

 

ロッカーの場所を聞いた駅構内の案内所へ行ってみる。先ほどロッカーの場所を教えてくれた女性に、「ロッカーからスーツケースが無くなった」と言った。

案内所の女性は、「上下左右のロッカーも見たか」、と言うので、「見た」と答える。

そうすると女性は一緒にロッカーまで来てくれて、上下左右のロッカーを開けて見るが、やはりない。

案内所の女性は、「ロッカーの会社がたまに巡回するようだから、電話してみてはどうか」と言った。

ロッカーの会社には、さっきすぐ電話をしてあったが営業時間外だったので、明日朝にするしかない、と言うと、女性は次に、電話をすると男性の駅員がやって来た。

 

駅員も他のロッカーを開けてみるが、ない。

駅員の男性は、「駅のすぐ前に交番があるので、行ってみてはどうか。もしかすると届いているかも知れないから」、と言った

案内所女性と駅員に時間をとらせたお礼を言い、交番へ行ってみることに。

 

交番は駅前にあり、4人ほどの警官が外に立っていた。

駅のロッカーに入れたスーツケーツが無くなったと言うと、若い警官が、「それは自分の過失だから」と、にべもない。

過失って、もし持って行った人がいるなら、盗難じゃないのかな? 警官って時々言うことが変な時があるから。。。

 

交番にはスーツケースは届いていないということで、紛失届を出すことにした。

用紙に、内容物を書くのだが、もう一人の警官が書き方を教えると言って、すぐ横に立ち、いちいち、「こう書け、次行を変えて」とか、うるさい。

おまけに、スーツケースと、内容物のそれぞれについて、「ブランド物か」と聞いてくる。

 

「いえ、イオンで買ったスーツケーツ」というと、「ふん」みたいな反応。

「カーディガン」というと、「ブランド物?」と聞くので、「いや、ユニクロ」というと、また、「ふん、なんだ」みたいな反応。

「スニーカー」とリストに書くと、警官はまた、「ブランド?」と聞く。

「スニーカーはFILA」と言うと、警官はこの頃にはもう私は一切のブランド物を持っていない人間と判断したようで、「材質は皮ではなく合成?」と、自ら言い出す始末。

そんなにブランド物、ノーブランドの区別が大事なのか? それとも警官はブランド物が好きで、単に個人的な興味?

 

ブランド物でなくても、必需品ばかり入っていたんだし、スーツケースだってまた買わなきゃいけない。それぞれまた買い直すと、一品一品は大した金額ではないけど、合計すると、5万円くらにはなるんだけど。

 

ブランド物を持っていないということで嫌な思いをした紛失届を提出し、届出をした証明書をもらう。

 

一泊する予定だったが、用事先で事情が変わり同じ日の夜行バスで帰ることにしたので、着の身着のままバスに乗った。

持ち歩くスーツケースがないのは、良く言えば身軽でいいが、バスの中で使う耳栓がないから、後ろの男性のいびきがうるさくて、良く眠れなかったし、着替えるはずだったスウエットもないので、リラックスもできない。

 

翌朝、早速ロッカー会社に電話をした。

巡回に行った時に、支払をしないで入っていたので、隣のロッカーに入れたそう。

なんと、すぐ隣に入っていたとは。。

でも、なぜ同じ場所に入れておかないのか?よりにもよって隣だなんて。意地悪ね。

 

料金は一日500円。スーツケースを取りにだけ、また東京へ行くのはコスパが悪い。

でも、一日も早く行かないと、毎日500円かかるのだ。10日間で5000円だ。

せっかくJALのマイレージで無料で行けて、帰りは夜行バスと、往復安くあげたのに。

 

あの時に、「タッチパネル式はわからん」、と嫌なことは後回しにしないで、じっくりと説明を読んで料金を払っておけば良かった。

 

あー、また東京へスーツケースのためだけに行かなきゃいけないなんて。。。

今は、一日一日500円課金される「チャリーン」と鳴る音が耳元で聞こえるような。。。