私、47才で会社辞めました

外資系企業でモーレツに働かされ、最後の会社で燃え尽き症候群になる一歩手前で会社辞めました。女、独身の気ままな身。地方に移住して自然を満喫し、時々国内外を節約旅行しています。

年金受給手続に行く。

2008年6月のボーナスをもらって会社を辞めてから、14年。

もう貯金は底をつき、大好きな海外旅行も自粛気味、というか、行けない状態である。

 

全国旅行支援の恩恵を受けながら北海道を節約旅行している間に、「どこからかお金が自然に入って来ないかなあ」と夢のようなことを考えていた。

ふと、「年金受給できるんじゃないかな」と思った。

ネット検索すると、私の年代だと60才から繰り上げ受給できることがわかった。

 

厚生年金は、2008年に会社を辞める前の12年間と、20代の数年間は、給与から天引きされていたので、きちんと払っていた。特に最後の5年間はものすごい金額が天引きされていた。

それなのに、時々届く「年金定期便」によると、年金基金と合わせても年間80万円ほどしかもらえないようだ。

 

調べたところ、10年間だけ多額の掛け金を払っていた人より、40年間毎月一万円の掛け金を払っていた人のほうが、もっと支給されるようである。

会社を辞めてからは、免除申請をして一度も払っていないので、この仕組みを知っていれば、払っていたかも知れないが、あとの祭りだ。

20代、30代の頃は、いつまで生きるかわからないし、まさか60才まで生きているとは思ってもいなかったので、その時にお金を使うことを優先して、年金の掛け金をおろそかにしていたのが仇となった。

 

まあ、それでももらえるものは1円でも有難い。

旅行から帰って早速翌日、最寄りの年金事務所へ手続に出かけた。

 

窓口に現れた男性は、市内の社労士事務所の名刺を差し出した。

年金事務所の職員じゃないの? 社労士じゃ外部の人間だから、個人情報の漏洩が心配だなと思った。田舎の年金事務所だから社労士に外注しないと、知識のある人材がいないのかな?

 

その社労士、一刻も早くやることを終わらせたいのか、一言も話さず、説明もなしに、次々と必要書類をプリントし、最後のプリントを終えると、署名しろ、と言って、それで終わり。

 

渡された書類を見ると、繰り上げ支給なので、元々少ない年金額が、更に少なくなっている。それでも、繰り上げ支給と、本来の支給金額が同額になるのは、77才。

昨今は明日は何が起きるかわからない世の中なので、繰り上げ支給して一日も早くもらったほうがいいと、個人的には思う。

たまに、ネットで繰り下げ支給の相談をFPにしている人がいるが、一体どれだけ長生きできる自信があるの?と驚いてしまう。

 

こっちは、初めての年金受給だし、色々と聞きたいことがあるんだけど、この外注社労士に聞ける雰囲気ではないので(早く終わらせたいオーラがすごかった)止めた。

後で、Googleでこの年金事務所を検索したら、めちゃくちゃ口コミ評価が悪かったのもうなずける。

 

年金事務所で聞きたかったことは、家に帰って年金ダイヤルに電話した。

親切に、どんなことでも気持ち良く応えてくれた。ついでに、行った年金事務所の外注社労士がいかにひどかったか、の愚痴も言って、すっきり。

 

でも、こんなんだったら、年金事務所は廃止して、支給手続に必要な書類は東京のセンターに郵送して一括処理し、質問は年金ダイヤルで、となったら経費が浮くはず。

その浮いた分を、我々の年金に上乗せして欲しい、と思う。