朝8時15分にツアーの迎えの車が来た。だいぶ古い型式のRange Roverだ。
迎えに来たのは、昨日ツアーの申込を受け付けた人だ。それぞれの宿泊先を回り、
参加者は、フランス人のカップルと、仕事で来たらしいベルギー人4人と、一人参加の
何人か不明のおじさん、私の8人。
ツアーに出かけるため、もっと良い車に乗り換えるのかと思ったら、同じ車で、ツアーを受け付けた50代の男性が運転していくらしい。
そうだな、人を雇わないで自分で受付をして、運転もして全部自分でやれば、
全額入るものね。一人60リンギットx8=480x30円=14,400円。もし、毎日やれば、
なんと、432,000円。良い報酬になる。 しかし、マレーシアにまで来て何で人の
報酬まで計算しているのやら。。
さて、半日ツアーは、60マレーシアリンギット(約1800円)で、行き先は、
1.ストロベリーファーム
2.BOHティーファクトリー
3.バタフライガーデン
4.モスフォレスト
となっている。
BOHティーファクトリーへ行くには、公共交通はないので、タクシーで行くしかない。
日本人はぼったくられる可能性もあるから、それだったら、ツアーに参加したほうが安く上がると思う。
最初に止まったストロベリーファームは、日本のイチゴ狩りみたいに、自分で摘み取って最後に会計で量り料金を払うシステムだ。試しに3個ほどつまみ食いしたが、甘くなくおいしくない。日本のイチゴとは雲泥の差。ツアーのヨーロッパ人は買っていたが、
私は買わなかった。この人たちに、ぜひ日本のいちごを体験して欲しい。
次のBOHティーファクトリーへ向かう道は混んでいて、おなじような他のツアーの
車がいっぱいいる。このようなツアーは人気のようで、どの車にも若い白人の客
ばかり乗っている。
やはり私の認識は甘かった。なぜ、ティーファクトリーが空いていると思ったのだろう。それは、最近はコーヒーが主流で、紅茶は人気がないので、誰も行かないだろう
と思ったからだ。紅茶を飲まなくても、皆茶畑は見たい、ということらしい。
ツアーの運転手は強気で、レンタカーでのろのろ運転している車に距離を詰めて
威嚇したりして、BOHをめざす。
到着したBOHは人で溢れていた。
最初にティーファクトリーを見学し、試飲の紅茶を何種類か味見した。ピーチ味の
紅茶がおいしかったので、それと、普通のBOHの紅茶を売店で買った。
他にもいろいろ買いたかったのだが、なにせ手荷物だけで飛行機に乗らなきゃいけ
ないので、荷物を増やすわけにはいかない。
念願の紅茶とスコーンを食べようと、ティーハウスへ向かうと、ものすごい長蛇の
列なので、あきらめた。いくらおいしいものでも、長く待つのは嫌だ。
代わりに、外に出て茶畑や景色を写真におさめる。
次は、混んでいない時期にBOHへ来て、紅茶とスコーンを優雅に楽しみたいと思う。
最後に向かったのは、「Mossy Forest」。苔の森か? ロンリー プラネットの世界で最もインスタ映えする森のリストで 5 位にランクされているらしい。
入場券を買おうとすると、若い窓口係員が、「何歳?」と年齢を聞いてくる。
大雑把だが、「20以上」と答える。窓口係員は少し戸惑った表情をしたが、
掲示している規定の料金を払った。
払った後で、もしかすると年齢によって料金が違うのか? シニア料金があるのかも
しれない、と思った。しかし、払った後なのでもう遅い。初めての海外シニア割引
発見!の良い機会だったのに。