私、47才で会社辞めました

外資系企業でモーレツに働かされ、最後の会社で燃え尽き症候群になる一歩手前で会社辞めました。女、独身の気ままな身。地方に移住して自然を満喫し、時々国内外を節約旅行しています。

シンガポール、マレーシア10日間旅行費用

2024年2月20日から2月29日まで、シンガポール、マレーシアへ10日間の旅行へ

行って来た。

かかった合計旅行代金は、103,371円。

 

・航空券(Scoot航空)     39,500円

・交通費合計(移動バス)  10,320円

・宿代合計                         25,526円

・食事代                             28,025円

・諸入場料                            2,600円

----------------------------------------

       合計                      103,371円

 

 

・航空券は、LCCのScoot航空。手荷物だけにし、機内での飲食はゼロ。

座席の空間は、他の航空会社に比較して少し広め。CAはフレンドリーで、

快適だった。機会があればまた利用したい。

 

・交通費は全てバス。シンガポール→マラッカ→クアラルンプール→キャメロンハイランド往復→ジョホールバルを移動した。

バスの車内は、座席が広くて快適だった。4時間の距離で1800円だから、値段も安い。

 

・食事は一日あたり平均2800円。マレーシアでは毎日、マンゴー、パパイアなど南国フルーツを食べまくり、ココナッツジュースも飲みまくった。

朝はパンなどですませ、昼は食堂で一食1000円くらい。夜は日本にいても食べないので、ゼロ。満足した食生活を送れた。またチキンライス食べたい。

 

・宿は一番良かったホテルが一泊3400円。マラッカのホテルで中心から少し歩くが、

部屋は清潔で、シャワーがめちゃくちゃ広かった。ただ、窓がないので料金が低いようだ。昼間は出かけていて夜寝るのに帰るだけだから、窓がなくても全く問題ない。

キャメロンハイランドでは、ゲストハウス一泊2600円、クアラルンプールでは

YWCAが一泊2000円。どこも値段相応で満足。

だが、ジョホールバルのホテルは1泊3600円と、旅行中最高額だったのに、最低だった。ベッドを横切る虫を目撃し、翌朝目が覚めると、右腕が痒く、湿疹ができていた。

 

・入場料は、シンガポールOCBC Skywayの1600円と、クアラルンプールの

イスラム美術館1000円。

他にもいろいろ見学したかったが、入場料ってちまちまと、しかし合計すると結構な

金額になるので、注意しないと。

 

10日間で、航空券込みで103,000円。これ以上はもう節約できないなあ。

安宿に泊まるのだって、20代のバックパッカーの経験がなかったら、この年になって

とても泊まれなかった。

普段から粗食で野菜やフルーツが好き、太るので夕食は食べないから、食費もそれほど

嵩まない。

行ってとても楽しかったし、また行きたい。

毎月8,600円を旅行貯金すれば、来年また行ける。

 

しかし、年金受給額が月7万円じゃね。。今、リモートで少し仕事しているけど、

いつまで続くかわからないし。

やはり、月7万円で生活できるように、節約にはげもう。

 

 

シンガポール-Gardens by the Bay

Gardens by the Bay では、OCBC Skywayを歩くのが目的。

MRTのBay front駅を降りて歩いて行き、Gardens by the Bayに入ると、遠くに

OCBC Skywayが見える。お~、トロピカルで斬新な光景。ワクワクしてくる。



OCBC Skyway 

 

時間がなかったので、Gardens by the Bayには何があるのか調べていなかったのだが、入り口に地図があった。

 

 

む、む、。。。思ったより広い。来たからには全部くまなく見ないと気が

すまない。だが、今は15時半で、22時半の飛行機に乗らないといけない。

急ごう。まずは、OCBC スカイウェイをめざす。

 

 

OCBC Skywayを下から

 

Garden by the Bayを歩くのは無料だが、OCBC スカイウェイは14シンガポールドル(約1600円)。

チケット売り場へ行くと、「60才以上」の文字が目に飛び込んでくる。

もしかすると、海外初シニア割引発見か。普段なら、シニアというのはあまり言いたく

ないのだが、割引があるのなら全然構わない。

「私、60才以上のシニアだけど」と言うと、窓口係員は普通の成人料金を言った。

はあ? 割引じゃないのか? よくよくさっきの 「60才以上」の隣を見たら、

普通料金と同じのが書いてあった。

割引ないのに、なぜ「60才以上」と別に書いてあるのか? よくわからん。。。。

ひっかけで、何の目的かわからないが、60才以上と暴露させるため?? 

まんまとそれに乗って暴露して損した。

 

スカイウェイにはエレベーターで行くのだが、人気があるので行列ができている。

おまけにそれを係員が人数で規制している。おそらくスカイウェイが重量オーバー

にならないように調整しているのだろう。

 

エレベーターから降りると、14ドルが全く惜しくない景色が広がっていた。

 

 

OCBC Skywayからの景色

 



 

 

OCBC スカイウェイは、夜になりライトがつくと綺麗らしい。

OCBCスカイウェイから見るマリーナ・ベイ・サンズ

 

あまりにも素晴らしい景色で、いつまでもここにいたいが、時間がない。降りて、ガーデン内を探索する。

 

 

暑いので、川沿いに歩くと、少し涼しくなるような気が。

 

こんな、アートも。

 

 

 

近くには、ブルメリアの花がたくさん咲いていた。シンガポールといえば、

この花ね。

プルメリア

 

立ち止まり、検索すると、「クラウド・フォレスト」と「フラワードーム」も

見るべき、の二つらしい。

チケット売り場で料金を見ると、驚愕。 

フラワードームは、3600円、クラウド・フォレストも、3600円。高すぎる!!

OCBCスカイウェイ、フラワードーム、クラウド・フォレストの3つを全て見ると

合計が約1万円になる。JALのセール片道運賃と同じ。

 

OCBCスカイウェイは登るべきだと思う。私でも1600円払っても惜しくなかった。

だが、「クラウド・フォレスト」と「フラワードーム」それぞれ3600円は払いたく

ない。見る気満々で来たが、あまりにも高額な入場料に呆れて、引き返す。

この2つを見る代わりに、スシローで7200円分食べ放題したほうがいいもん。

クラウド・フォレスト」と「フラワードーム」は、後でGoogleマップの皆が載せている写真を見てすまそう。

私は引き返すが、見ていると皆列を作って入場券を買っていた。

惜しくないのか?それとも、感覚が麻痺しているんじゃ? それとも皆金持ちなの?

 

気を取り直して、無料の部分を歩く。世界の森があったりなど、高いアトラクション料金を払わなくても充分楽しめる。

それにしても、人工でこんな素晴らしいガーデンを作ったなんて、驚いてしまう。

一体どれだけのお金をかけたのか。なんでも作ってしまうシンガポールはすごい。

もし次に来ることがあれば、Gardens by the Bayだけで一日過ごしてみたい。

 

空港へ戻り、残った現金を使い切るためにカフェに入る。菓子パンが一個6ドル(660円)、それにアイスコーヒーを追加すると、合計12ドル(1300円)。

冗談じゃないの?ってくらい高い。

前はシンガポールドルの為替レートが1ドル80円くらいだったのに、今1ドル115円だから円安の影響が大きい。早く円高に戻ってほしい。

昔は日本人にはシンガポールも物価が安い国だったのに。物価が高いとお金のことばかり考えて楽しめない。

あ~、マレーシアは良かったな。。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョホールバルからシンガポールへ

昨夜、ベッドを横断する虫を見て懸念したとおり、朝起きると右腕に湿疹が。。

ダニなのか、ベッドバグなのか、旅の最後にこうなるとは残念だ。

 

宿からシンガポール行きのバスが出るCheckpointまでの歩き方をGoogle Mapで

検索すると、ぐるっと回りなんと1時間と出る。どう見ても30分くらいの距離なのに。

仕方がないので,フロントへ向かう。

ヒジャブをかぶった女性がいた。「Google Mapがおかしい道順を示している」と、言うと、昨日行った、「ショッピングセンターから橋がかかっているから、すぐよ」と

言う。

やっぱりな~。Google Mapは歩く道順を検索すると、とんでもない回り道を示すことがよくあるから困っちゃうのだ。

今日シンガポールへ行くことを話していると、「私、シンガポールへ行ったことないから」とヒジャブのフロント女性は言う。

橋の反対側はシンガポールなのに、なぜ行ったことがないんだろう? 

ただ興味がないだけなのか、ヒジャブ被ったモスリムだと何かあるのか?

 

シンガポールでは飲食代も高いので、ジョホールバルでランチを食べてからバスに

乗ることに。

Checkpointへの橋が架かっているショッピングセンターで、客がいっぱいの中国

料理のレストランのメニューを見る。とちょっと値段が高いが、日本の基準では普通

なので、ここに決める。海鮮焼きそばと小籠包を注文。焼きそばはソースが上品。

初日に、シンガポールで宿の向いのレストランが安いので焼きそばを食べたが、まずかったので、違いが露骨にわかる。

会計をしようとすると、ちょっと高い値段を言われたので、レシートをチェックすると、3品分の請求。む、む、。。。「私は2品しか食べていない」と言うと、レジ係の

中国系の男は、別の客のだったと、しれっと、謝るのでもない開き直った姿勢。

日本人だと思われて、ぼったくりなのか? でもこのレストラン、混んでていつも客が入ってくるから、ちゃんとした人気レストランのように思える。

高めのちゃんとしたレストランでも、レジ係が何をやらかすかわからないから、油断は

禁物。レシートはきちんとチェックしなければ。昔は、「お釣りもちゃんと数える」

というのも追加であったが、今はほとんどクレジットカードや電子マネー払いなので、

それは問題ない。

ぼったくられてちょっと嫌な気分で、橋を渡り,Checkpointへ向かう。

バスの予約をしていないのだが、きっと頻繁に出ているだろう。

 

地下のバス乗り場へ行き、シンガポールチャンギ空港行のバスを探す。10分後に出発だ。料金を見ると、10マレーシアリンギットで、リンギットのみ受付と書いている。

困った。さっきの中華レストランで現金を全部使ってしまったのだ。

近くにいるおじさんに、シンガポール人か?と聞き、持っているシンガポールドル

現金とリンギットを交換してもらおうと思った。

おじさんは、「持ってない」と言い、「シンガポールドルの10ドル札と、これを払えばいい」と3リンギットをくれた。

おおー、シンガポール人のおじさん、優しいなあ。。「ありがとう」と感謝を込めていう。

 

そういえば20代の頃、スウエーデンで船に乗る前にアイスクリームを買おうとしたら、

2クローナ足りなかった。すると、後ろにいた男性がさっと2クローナ出してくれて

買うことができた。振り返ったらその男性はもういなくて、どういう人だったのか今だに時々想像している。お礼を言う暇もなく、さっと消えるなんて、かっこいいわ。。

やはり、男性は太っ腹で優しいね。もちろん全員ではないが。親切な目にあうと、

私も人に優しくしたい、と思う。

 

シンガポール入国時もそうだったが、このCheckpointでも機械にパスポートをかざして

入国管理を通るようになっている。昔のように不機嫌な顔をした入国審査官と向き合わなくていい。

私の前をバタバタ走っていたおばさんが、パスポートをかざすのだが、なかなか通過できない。いらいらしてくる。向こう側にいる女性の係員が、私に向かって「日本人です

か?」と言った。「はい」と答える。何でわかるのかな? 最近はどこへ行っても

中国人と思われるので、久しぶりの海外旅行で、なぜ日本人とわかるのか?の疑問が

止まらない。

おばさんがようやく通過した。次は私の番。私もパスポートをかざすが、なかなか受け付けてくれない。この機械がおかしいんじゃないのか? 後ろの人がいらいらしたのか、私のパスポートを機械にかざすのを手伝ってくれて、ようやく通過した。

乗って来たのとは違うバスに乗り、シンガポールチャンギ空港を目指す。

市内で観光をするから、荷物を預けるのだ。

 

帰りのScoot航空はターミナル2からなので、荷物預かり所を探す。ロッカーはない。

荷物を預けるだけなのに、パスポートを要求され、何やら時間ががかり、料金は12ドル。預けた荷物を警戒しているらしい。

 

すぐ近くに、ジュエルの有名な人工滝があった。HSBC レイン・ボーテックス(HSBC 

rain vortex)という、世界で一番長い人工滝で40Mある。

写真ではわからないが、実物を見ると圧倒される。よくこんな凄い滝を屋内に作ったものだ。

 

 

 

 

さて、これから目指すは、Gardens by the Bay. 

 

 

クアラルンプールからジョホールバルへ

明日は、シンガポールから帰国の便に乗らなきゃいけない。

普通ならば、前日はシンガポールに宿泊するべきだ。しかし、シンガポール

宿は高い。ならば、橋の向こうはシンガポール、というジョホールバルに泊まることに

した。個室、トイレ、シャワー付きで3000円台。これがシンガポールだと、ドミトリーにしか泊まれない。いや、ドミトリーでも5000円以上する。

Agodaで割引になっている宿を3500円で予約。シンガポールへのバスが出る、Checkpointにも近いので便利だろう。

 

クアラルンプール最後の食事に、中華街にある「Nam Heong Chicken rice」へ。

また食べる前に写真を撮るのを忘れ、少し食べた後ではあるが、半分以上は残っているので私としては上出来だ。

チキンライスセット、イポーのもやし炒め、ホワイトコーヒー(白くないのになぜ?)で、合計約950円。安い。

赤い小さな旗は、「MICHElIN BIB GOURMAND」 と書いてあった。

薄味が好きな私には、ぴったりのチキンとライス。逆に濃い味が好きな人には物足りないかも。

 

 

 

腹ごしらえをして、TBSバスセンターから14時発ジョホールバル行のバスに乗る。

約4時間。今日のバス運転手はアラブ系(?)で、やはり運転中にずっと喋っている。

キャメロンハイランド行のバス運転手もずっと喋っていたから、きっとマレーシアでは許されているのだろう。常に携帯している耳栓をしたので、うるさくない。

 

ジョホールバルのターミナルに到着し、スーツケースを取り出しやすいようにわざと手前に置いたのに、何故かずっと奥に移動されていたので、ムッとする。荷物室に入り込みひっぱり出る。すると、それを待っていたように、タクシーの客引きが声をかけてきた。

客引きが「日本人か?」と聞いてきた。 なぜ、わかったんだろう。。帽子とマスクかな? うーん、まずい。

日本人とわかると、絶対ぼったくるからなあ。。中国人と思われていたほうが便利なんだけど。

 

普通ならば、タクシーはぼったくられるから絶対乗らないのだが、さすがに年をとり、どこにあるかわからないホテルまでスーツケースを引っ張って歩くのはきつい。それに、くそ暑い。

もうどうなってもいいから、この客引きに任せようと思った。

近くに座っていた日焼けをして皺皺の老人のタクシー運転手に、何やら話し、料金は30リンギットと言われた。また、30リンギットか。マラッカでもそうだった。

ぼったくられているんじゃないか、と思い、「目の前に停まっているバスで行く」と

言ってみる。

すると、近くにいたモスリム女性も加担して、「このバスはジョホールバル市民の

もので、このパスがないと乗れない」と言う。

本当かどうかわからないが、旅も終わりに近づき、さすがの私も疲れている。もう、

ぼったくりだろうが、何でもいいから、ホテルに連れていってくれれば、それでいい。

頼むことにした。 すると、モスリム女性が、皺皺タクシー運転手に目配せした。

あれは、一体どういう意味なのか? 「やったわね!」か?

皺皺タクシー運転手は私のスーツケースを持ち、バスターミナルの中を通り、裏に停めてある自分の車へ向かった。まだ半信半疑なので、本当は白タクじゃないか、と疑っていたが、車のてっぺんには、きちんとタクシーの文字があったのでとりあえず安心した。

 

皺皺運転手は、私の名前をまず聞いた。次に、結婚しているか聞いた。次に年齢を

聞いてきたら絶対サバ読もうと決心。久しぶりにせめて40代と言ってみたい。どうせ

帽子かぶり、マスクしているから年齢不詳でわからないだろうし。

だが、運転手は年齢は聞いてこなかった。

 

到着したホテルは、またもアゴダの写真よりずっと見劣りする外見。なぜどのホテルも

実物より200%ましな写真を載せるのか? クレームこないのかな?

フロントに行くと、若い中国系とマレー系の男2人がいた。マレー系の男のほうは、

私に興味深々らしく、終始意味深な笑顔を向けて、私の名前を口にした。

さっきのタクシー運転手とこのフロントの若い男も、日本人に興味があるのかな?

クアラルンプールでは、別にそんなことなかったぞ。

もしかするとジョホールバルでは、日本人女性が人気だったりして?

でも、私はおばさんなんだけど。。マスクと帽子のせい??

 

部屋に荷物を置き、ホテルの近辺を散歩する。飲食店がたくさんある通りに行き当たり、もしかすると、サテーが食べられる?と期待した。通りを進んでいくと、焼き鳥の

ようなものを料理している屋台があった。焼いているのは15才くらいの少年。

「3本」と指で注文する。しかし、意思疎通がうまくいかず、少年はいらいら気味に

なり、不愛想になった。すると、近くで食べていたおじさんが寄ってきて、英語で「どうしたの?」

と助けてくれた。

テーブルに座り、サテーを待っていると、別の店からも営業にきて、野菜不足なので、

野菜炒めを注文。しばらくすると、不愛想な顔のまま、少年がサテーを3本運んできた。さっき少年が串に刺した鶏肉を素手で何度もこねくり回していたのを目撃して

いたので、衛生面が少し心配だったが、マレーシアで待望の初サテーなので思い切って食べた。味は、まあまあ。。

 

散策を続け、インド人風のおじさんの屋台で、ココナッツを5リンギットで買った。

KLでは中華街でも7リンギットだったから、ジョホールバルは物価が安い。

こうやってココナッツにストローを差してジュースを飲めるのも最後だ。

 

宿に帰り、寝ようと向かいのベッドを見ると、小さいゴキブリみたいなのが横断

していくのが見えた。

う~ん、嫌な予感。

13年前に、ベニスで安宿に泊まり、やはりベッドを横断する虫を見た。翌日から体中

が痒くなり、日本に帰って病院に行くまで続いた。

マレーシアでは、蚊や虫が心配だったが、とうとう最後の今日に災難がふりかかるのか。。。

 

 

クアラルンプール

キャメロンハイランドからクアラルンプールに到着。TBSバスセンターから、クアラルンプールセントラル駅に戻ってくる行程が面倒くさいので、クアラルンプールセントラル駅に予約した。市内に入るのに渋滞につかまり、かえって時間がかかるんじゃないかと心配したが、逆に予定時間より早く到着し、空気枕をたたむ暇もなく降りた。

 

今晩の宿は、3日前に泊まったのと同じ。場所や勝手がわかっているので、他を探すよりも効率的だからだ。それに、個室で一泊1800円と安い。

宿に荷物を置き、ブッキビタンまで歩くことに。暑いが、歩くと様々なものが見られる。途中、急に歩道が切れたりして戸惑うこともあったが、無事到着。

最大の繁華街のようで、新宿のようにあらゆる種類のレストラン、店が並んでいる。

ユニクロもあった。

目指すのは、パビリオンクアラルンプールの中にある「フードリパブリック」というフードコーナー。そこなら、サテーを食べられるに違いない。

フードコーナーは広くて、様々な料理がある。サテーを食べようと決心して来たのに、

結局は中華麺に。マレーシアに来てから野菜をほとんど食べていなかったので、

その中華麺に展示している野菜を選ぶことができるのが気にいった。

ブロッコリー、しいたけ、青物野菜と好きなだけ野菜を選び、麺と一緒にレジに

差し出すと、なんと、40リンギット(約1200円)。高い。

しかし、久しぶりに野菜を食べることができて、満足。

この分じゃ、中々サテー食べられないなあ。。

 

次に目指すは、屋台で有名なアロー通り。先ほど来た道を戻る。アロー通りはすでに

たくさんの人でいっぱい。サテーを探すが見つからない。あまりに混雑していて、

ここで食べるのは諦めたほうがいいかも。ザクロの生絞りの屋台を見つけた。

ザクロジュースって高いのよね。アンチエイジングにもいいらしいし。生絞りだけに

値段が20リンギット(600円)と、高い。しかし、日本のスーパーで売っていたザクロジュースは450円くらいしていた。生絞りだから600円くらいは仕方ない。

店員の少年は不愛想。ガシガシとザクロを機械でつぶし始める。それを小さいプラスチックのボトルに入れる。思ったよりも小さいので、あっと言う間に飲み干した。

せっかくアロー通りまで来たのに、またしてもサテーを食べ損ねた。もしかすると、

サテーと縁がないのではないか? 諦めたほうがいいかもしれない。

 

ブッキビタンの駅で、乗るMRTを間違えて一旦入ったのにまた出て、乗るはずのMRTの

切符を買いなおす。ボケてると、余計なお金が出ていく。

駅の窓口で係員のモスリム系の女性に、「間違って入ったのに、また切符を買いなおさなきゃいけないのか?」と問うと、顔をしかめて、「そうだ」と言った。

どのMRTの駅員もぶすっとしているのは、なぜなのか? それほど人生が面白くないのか? まあ、一日地下にいたらそうなるかな? でも東京の地下鉄の駅員はそんなことはないと思うが。 

余計な愛想は振りまかない、国民性なのかもしれない、と思うことにしよう。

 

 

 

キャメロンハイランド2日目

朝8時15分にツアーの迎えの車が来た。だいぶ古い型式のRange Roverだ。

迎えに来たのは、昨日ツアーの申込を受け付けた人だ。それぞれの宿泊先を回り、

参加者は、フランス人のカップルと、仕事で来たらしいベルギー人4人と、一人参加の

何人か不明のおじさん、私の8人。

 

ツアーに出かけるため、もっと良い車に乗り換えるのかと思ったら、同じ車で、ツアーを受け付けた50代の男性が運転していくらしい。

そうだな、人を雇わないで自分で受付をして、運転もして全部自分でやれば、

全額入るものね。一人60リンギットx8=480x30円=14,400円。もし、毎日やれば、

なんと、432,000円。良い報酬になる。 しかし、マレーシアにまで来て何で人の

報酬まで計算しているのやら。。

 

さて、半日ツアーは、60マレーシアリンギット(約1800円)で、行き先は、

1.ストロベリーファーム

2.BOHティーファクトリー

3.バタフライガーデン

4.モスフォレスト

となっている。

 

BOHティーファクトリーへ行くには、公共交通はないので、タクシーで行くしかない。

日本人はぼったくられる可能性もあるから、それだったら、ツアーに参加したほうが安く上がると思う。

 

最初に止まったストロベリーファームは、日本のイチゴ狩りみたいに、自分で摘み取って最後に会計で量り料金を払うシステムだ。試しに3個ほどつまみ食いしたが、甘くなくおいしくない。日本のイチゴとは雲泥の差。ツアーのヨーロッパ人は買っていたが、

私は買わなかった。この人たちに、ぜひ日本のいちごを体験して欲しい。

 

次のBOHティーファクトリーへ向かう道は混んでいて、おなじような他のツアーの

車がいっぱいいる。このようなツアーは人気のようで、どの車にも若い白人の客

ばかり乗っている。

やはり私の認識は甘かった。なぜ、ティーファクトリーが空いていると思ったのだろう。それは、最近はコーヒーが主流で、紅茶は人気がないので、誰も行かないだろう

と思ったからだ。紅茶を飲まなくても、皆茶畑は見たい、ということらしい。

ツアーの運転手は強気で、レンタカーでのろのろ運転している車に距離を詰めて

威嚇したりして、BOHをめざす。

 

到着したBOHは人で溢れていた。

最初にティーファクトリーを見学し、試飲の紅茶を何種類か味見した。ピーチ味の

紅茶がおいしかったので、それと、普通のBOHの紅茶を売店で買った。

他にもいろいろ買いたかったのだが、なにせ手荷物だけで飛行機に乗らなきゃいけ

ないので、荷物を増やすわけにはいかない。

 

念願の紅茶とスコーンを食べようと、ティーハウスへ向かうと、ものすごい長蛇の

列なので、あきらめた。いくらおいしいものでも、長く待つのは嫌だ。

代わりに、外に出て茶畑や景色を写真におさめる。

 

BOHティーハウスの茶畑

 

BOHのサインと、後ろに見えるのは、ティーハウス

茶畑

 

次は、混んでいない時期にBOHへ来て、紅茶とスコーンを優雅に楽しみたいと思う。

 

最後に向かったのは、「Mossy Forest」。苔の森か? ロンリー プラネットの世界で最もインスタ映えする森のリストで 5 位にランクされているらしい。

Mossy Forest 案内板

入場券を買おうとすると、若い窓口係員が、「何歳?」と年齢を聞いてくる。

大雑把だが、「20以上」と答える。窓口係員は少し戸惑った表情をしたが、

掲示している規定の料金を払った。

払った後で、もしかすると年齢によって料金が違うのか? シニア料金があるのかも

しれない、と思った。しかし、払った後なのでもう遅い。初めての海外シニア割引

発見!の良い機会だったのに。

 

 

キャメロンハイランド2日目②

タナラタに戻り、時刻は1時半。お腹が空いた。メインストリートの観光客相手の

レストランではなく、地元民がよく行くところを探したい。裏通りに入り、レストランを物色する。せっかくマレーシアにいるのだから、サテーを食べたい。

昨日タナラタに到着してメインストリートの中でも、地元民向けっぽいお店に行くと、「今日はもう営業はお終い」と言われて食べ損ねた。なので、今日は絶対食べたい。

 

中華料理、インド料理、マレーシア料理のなんでもやっているというレストランの

外にあったメニューを眺める。

全部じっくりと見て検討したいのに、少し見ただけですぐに店員がやってきた。

中国系の感じの良い若者で、「私がマレーシア料理を食べたい」と言うと、

ナシゴレンなどスマホの写真を見せながら説明を始めた。最後に、中華料理で

卵がふわっと広がったいかにもおいしそうな一品の写真を見せる。マレーシア料理を

食べたいと思ったのに、その中華料理に引かれた。若者店員の熱心さと感じ良さでここに決める。

やはり、中華料理だよなー。クアラルンプールでもマレーシア料理を食べようと思ったのに、結局は中華街へ行った。恐るべし、中華料理。

 

出された料理はおいしかった。これで10リンギットだから、300円と、安い。

シンガポールで、まずい焼きそばに1000円払ったのと大違いだ。

食べ終えて支払おうとすると、感じの良い若者店員が、「日本人か」と聞いてきた。

帽子をかぶり、いまだにマスクをしているからか?

話を続けると、日本語を習ったらしく片言の日本語を話した。すぐ近くに住む

日本人に習ったことがあるという。どうやら、シニアの年金組がキャメロンハイランドに結構いるらしい。

両親が去年北海道へ旅行で行ったということで、奥にいる父親を呼びつけた。

父親は、「北海道からか?」と聞くが、「いや、違う」と言うと、がっかりしたようだ。北海道の旅では良い思い出があるらしい。

感じの良い若者に、挨拶をして店を出た。

 

まだ午後3時なので、昨日ゲストハウスの主人が教えてくれた、ロビンソン滝へ行ってみることに。地図で見ると、自然動物公園から森の中へ入っていくようだ。

あの主人、昨日私がCameron  Valley Tea Houseへ歩いて行けるか聞いた時も、

「大丈夫だ」と言った。実際は歩道がない道を10キロくらい歩かないといけないのだが。

おまけに、「きつかったら、ヒッチハイクすればいいよ」と、軽く言った。

その主人に、「ロビンソン滝は森の中を歩くようだが、一人でも大丈夫か?」と聞くと、「大丈夫」と言った。なんでも大丈夫なようだ。

一抹の不安はあるが、森の中へ入っていく。他には誰もいなくて、向こうからやって来る人もいない。 しばらく歩くと、滝が見えた。

 

ロビンソン滝

写真を撮り、来た道を戻ると、出口近くで2人の男性がこちらにやって来るのとすれ違った。やはり、観光客がやって来る滝なのだ。

 

 

半日ツアーに参加し、昼食を食べ、ロビンソン滝へ行き、時刻は5時。

まだ明るいので、散歩をする。

通りかかったフルーツを売るお店で、切ってあるマンゴー、パパイヤ、グアバ

買う。それぞれ150円から200円。毎日のように3種類の南国フルーツを食べている。

あと、ココナッツを丸ごと買い、ジュースを飲む。一個200円くらい。

公園へ行き、ベンチに座って食べる。旅行中、果物代が結構嵩むが、マレーシアに

いる間じゃないと、マンゴー安く食べられないから仕方がない。

 

途中、ツアーデスクの前を通る。「あれ?」と思った。ゲストハウスで主人から

見せられたパンフレットは、ここのツアーで、メインストリートへ行き、予約したのは

違う会社(?)のだった。

料金は50リンギット、だが、今日のツアーは60リンギット。私としたことが、

なぜ10リンギットも多く払って、ガタガタの車で行くツアーに申し込んでしまったのか。

 

ツアーデスクには、中国人とインド人の50代くらいの女性2人がいた。

私が、「実はおたくのツアーに申し込みたかったのに、間違って60リンギット

払って他のツアーに申し込んでしまった」と、ツアー内容の写メを見せると、

「10リンギットの差だから」と軽く言った。この会社のツアーの車だったら快適

だったのではないか? 後悔した。

 

話を聞くと、私が乗って来たクアラルンプールからのバスも彼女らの会社が運営

するものだった。

①バスでクアラルンプールから観光客を乗せて来る

②キャメロンハイランドに到着してから、その乗客に対してツアーで更に儲ける

という、素晴らしいビジネス。さすが、中国人。感心した。

 

私もなにか、ビジネス案考えようかな~。